活動のきっかけ

「かんもくの会 ふわり」は場面緘黙の専門的な機関ではありません。場面緘黙の子どもを育てる親同士が交流する場を作りたいという思いで立ち上げた会です。専門医や相談する場所が少なく、一人で悩む保護者も多いと思います。実際に私もその中の一人です。

不安な気持ちを話せる場所として、また情報交換して一緒に手探りしながらも少しずつステップアップしていきませんか。一人で悩まず、同じような悩みをもつ人がいることを知ってもらいたいです。また「聞くだけ」「聞いてもらえるだけ」でも安心する場所として活動してきたいと思っています…。

場面緘黙とは

家では普通におしゃべりするのに、幼稚園や保育園、学校などの社会的場面で話すことができ ない状態を「場面緘黙」と言います。

子どもは、わざと「話さない」のではなく「話せない」という状態にあります。

本人が自分の意思で、話す場面を選んでいるわけではありません。ある状況におかれると、自分の意思に関係なく、いくら声を出そうとしても、どうしても言葉がのどにつっかかったようになり、話すことができないのです。声が出ないだけでなく、体を思うように動かせない緘動という状態もあります。また、家でも話すことができない状態を全緘黙と言います。

家ではとってもおしゃべりで元気なのに・・・

幼稚園や学校ではまったく喋れなくなる動けなくなる。そんな緘黙の子どもを実際に育てています。 同じ悩みをもつ人と話したい、話を聞きたい、話を聞いてほしいという思いから、当サイトを開設しました。

100〜200 人に1人はいると言われている、場面緘黙の症状を持つ子どもたち。 なかなか同じ悩みをもつ人と、直接関わることは少ないです。 早期発見、早期治療が有効的と言われていますが、親は手探りで、なかなか相談する機関もないまま、時間が過ぎていく…ということが多いように思います。

様々な SNS でも情報が発信されていますが、身近に感じられないという方も多いのでは… 一人で抱え込まず、どこか話せる場所、相談できる場所があることは、とても必要だと実感しています。 ゆっくりと…でも確実によい方向に向かっていくことを願って… 。